当協会は、内閣総理大臣の認定を受けた公益社団法人です。



昨年度は、シンドラー社のエレベータでの圧死事故、市営プールでの吸込事故等の設備の保守・管理の不備に起因する痛ましい事故が発生いたしました。これは、過度の競争による経費削減が原因と考えられ、規制緩和の前提条件である自己責任がおろそかにされるという社会全体の安全軽視の風潮が及ぼしたものであり、新しい制度が施行され3年を経過し、ますます競争の激しくなった電気保安管理業界にとっても看過できないことであります。
このような社会状況において、自家用電気工作物の保安の確保に寄与することを目的に自家用電気工作物保安管理規程が作成されました。
この規程の目指す保安レベル向上または一定の水準の維持は、言うまでもなく電気保安管理業務を行う個々の電気技術者の資質に大部分を依存しているところであり、当協会には、この業務を担う電気技術者に対して、お客さまの多様なニーズに応える電気保安に関する技術も含蓄した総合技術力の向上策等を力強く推進していくことが社会から強く求められております。
一方、公益法人改革が進み、本年度は、政・府・省令の制定が予定されており、来年度には法律が施行となります。
当協会は、公益認定を取得するという方針の下、従来から実施してきた電気保安管理業務を提供する者の技術の向上、電気保安や電気使用合理化に関する社会の意識の啓発、行政への協力等の事業をより公益性の高い事業内容とし、本部・支部が密接な連携の基に実施し、公益法人としての使命を果たしていくと共に、今後これらの事業をより効果的、効率的に実施するための組織のあり方等の検討や、新たに社会に有益な事業を実施していく必要があります。
このような認識のもとに、平成19年度は、主として次の事業を実施することとする。
公益社団法人認定取得への会員の意思統一を図り、認定申請のための具体的対応策等を検討するため、プロジェクトチームを立ち上げ、次の事業を実施する。
広く電気技術者の保安管理業務に関する技術の向上を図り、電気保安を確保するため、次の事業を実施する。
社会全体に電気保安や省エネルギーに関する情報を提供し、意識の向上を図ると共に、協会の事業等についても周知し、協会の信頼度、知名度を高めるため、次の事業を実施する。
更なる信頼性の高い、適切な保安管理業務の提供等によるお客さまサービスの質的向上を支援するため、次の事業を実施する。
広く社会の電気安全に関する事業等に協力し、協会の公益法人としての評価を高め、会員の業務の円滑化を図るため、次の事業を実施する。
会員の相互扶助組織である共済会への支援を継続し、共に発展するための事業を検討する。
全国電気管理技術者協会連合会が取り組んでいる自家用電気工作物保安管理規程に関する業務や公益法人制度改革への対応業務及び電気主任技術者外部委託制度の維持、発展のための諸施策の実施に積極的に協力する。