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電気安全に関するQ&A

消費税が増税されてから急にキャッシュレス決済が広まっていますが、どんな仕組みでどんなメリットがあるのか、わかりやすく教えてください。

キャッシュレス決済にはカードやスマートフォンを使うものなどいろいろ種類があり、仕組みもメリット・デメリットも種類によって違います。

経済産業省では2025年までにキャッシュレス比率を40%にするという目標が掲げており、現在、「キャッシュレス・消費者還元事業」が実施されています。それにより、日本のキャッシュレス化が急速に進んでいます。

■キャッシュレス決済の種類
キャッシュレス・消費者還元事業のマーク

キャッシュレス決済とは、現金(紙幣や硬貨)を使わずに支払い・受け取りを行う決済方法です。大別すると以下の4種類に分けられます。基本的にはカードやスマートフォンに記録された情報を専用端末で読み取ることで決済が完了しますが、カードをカードリーダーなどで直接読み込む「接触型」と、端末にカードやスマートフォンを近づけるだけで読み取る「非接触型」があります。(※キャッシュレス・消費者還元事業のマーク)
●LINE Pay、楽天ペイ、PayPay、メルペイといったスマホ決済は、店頭に置かれたQRコードをスマートフォンの専用アプリで読み取ったり、スマートフォンの専用アプリでQRコードやバーコードを表示させて店舗のPOS端末で読み取るというものです。

クレジットカード

一定期間の使用分をまとめて口座から引き落とす。Visa、Mastercard、JCBといった国際ブランドのカードは多くの店で使うことができ、ポイントバックやマイレージなどの特典がある。

クレジットカード
電子マネー

交通系のSuicaや流通系のnanacoなどチャージできる電子マネーは、交通機関やコンビニで使え、クレジットカードと連携させれば残高不足のときに自動的にチャージすることもできる。 

電子マネー
デビッドカード

クレジットカードと違い、決済と同時に口座から引き落とされるので財布の中の現金と同じ感覚で使える。現金とクレジットカードのメリットを合わせ持っている。

デビッドカード
デビッドカード

QRコードを読み取るだけで現金を使うことなくスマートフォンで支払いが完了。利用するにはQRコード決済アプリをダウンロードし、クレジットカード情報や銀行口座などを登録する。  

デビッドカード
■メリットは早くてラク!
利用者側

キャッシュレス決済は、現金を下ろしに行く手間やATM手数料が省けるといったメリットがあり、支払い時にお金を出したり、お釣りを受け取ることなくスピーディに支払いができます。スマホ決済なら、現金はもとよりクレジットカードなどのカード類も不要となります。また、決済の度に支出のデータが電子記録として残るため、出費額を把握することができます。

店舗側

キャッシュレス決済なら現金を管理する手間も省け、釣り銭の準備や閉店後のレジ締め、売上金を銀行に入金しに行く手間が省け、お店に現金を置かなくてよいので盗難の心配もなくなります。さらに、スマホ決済なら決済サービス会社に支払う手数料が安く、特別な端末や専用回線が安価あるいは必要なく導入が容易といったメリットがあります。

■ライフスタイルや企業活動にも影響が
デメリット

キャッシュレス化のデメリットは、お金を払っている感覚が薄くなりやすいのでつい使いすぎるリスクがあること、現在のQRコード決済は運営事業者ごとに方式が違い、専用アプリーを立ち上げる手間がかかること、スマートフォンの充電が切れている場合などには利用できないことなどがあげられます。

デメリットはやがて解消

政府は大阪・関西万博が開催される2025年にキャッシュレス決済比率40%、将来的には世界最高水準の80%達成という目標を掲げています。そのため、消費増税された昨年10月1日から 今年6月30日まで中小規模の事業者を対象に、キャッシュレス決済で買い物をしたら5%分のポイントがつく「キャッシュレス・消費者還元事藁」を実施しており、今年9月にもマイナンバーカード 保有者がキャッシュレス決済を用いた際にポイントを還元する制度の導入も検討されています。
キャッシュレス化は、単に現金からキャッシュレスに変わるだけでなく、時間や労力の削減、買い物やお金の管理の仕方の変化など、生活に大きな変化をもたらし、人手不足に直面する企業の生産性向上にも寄与するものとして期待されているのです。

[広報紙「MiRaI」Vol.66 2020 春号 より転載]

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