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電気安全に関するQ&A

近年、大規模停電が起きたり、太陽光発電の自家消費が広まりつつあり、家庭用の蓄電池が注目されていますが、簡単に導入できるものなのでしょうか?

コストはかなりかかりますが、小型化が進んでおり、機種も増え、設置環境や使用目的に合わせて選択肢も増えて導入じやすくなってきています。

蓄電池は太陽光発電と組み合わせて設置することでCO2排出量削減などの環境対策になるという点でも注目を浴びています。参入するメーカーも増えて、低価格化も進んでおり、出荷台数が年々増えています。

■蓄電池を活用して電力を自給自足

家庭用蓄電池の活用方法としては、昼間の余剰電力を充電して夜間等に自家消費することが知られています。配電工事を行って電力会社の電力網に蓄電システムを接続し、さらに太陽光発電システムと組み合わせれば電力の自給自足が目指せます。太陽光発電と連携させない場合でも、スケジュールを設定して運転すれば、時間帯別料金体系を利用して電力料金を低減することができます。

蓄電池を活用して電力を自給自足
■災害時には生活を支える

停電時の電源として、実際に地震や豪雨などの災害時に活用され、次のような効果が報告されています。

  • ① 明りがついて不安感が和らいだ
  • ② 炊飯器等が使え温かい食事ができた
  • ③ スマホの充電ができ、親戚等への連絡や自治体からの情報を確認できた
  • ④ 停電でも電気が使え自宅で生活ができた
  • ⑤ 冷蔵庫のものが腐らずにすんだ
  • ⑥ 洗濯や掃除ができた
など。

首都圏で大規模災害が発生した場合、避難所の不足が懸念され、住宅避難も想定する必要があることから、蓄電池の必要性はますます高まりそうです。

■蓄電池の種類

家庭用蓄電池に主に用いられるのはリチウムイオン電池です。容量が15kWh以下は 「家庭用蓄電池」、それ以上は「産業用蓄電池」とされ、家庭用蓄電池には「定置式蓄電池」(据え置き式)と「移動式蓄電池」があります。 移動式は災害時の非常用としては適していますが容量が少ないので、日常的に使う場合は定置式を選びます。設置方法は屋外設置と屋内設置があり、屋外に設置する場合は直射日光や高温多湿、重塩害の地域を避ける等の条件があります。

■設置費用はまだまだ高額

資源エネルギー庁が設定した2020年度の家庭用蓄電池の価格目標は1kWhあたり9万円以下ですが、現状では定置式蓄電池の設置費用は、1kWhあたり本体+工事費で約15~28万円といわれています。ただし機種によって価格はかなり変わります。

蓄電池を活用して電力を自給自足 蓄電池を活用して電力を自給自足

例えば、ニチコンの新機種(ESS-U2L2)は業界最大クラスの容量12kWhで価格は370万円。4.1kWhの超軽量・小型タイプ(ESS-U3S1)は998,000円。バナソニックの「住宅用創蓄連携システムS+」は蓄電池ユニット(3.5kWh/5.6kWh)を組み合わせることで最大33.6kWhまで容量を選べ、蓄電池ユニット単体の価格は3.5kWhが800,000円、5.6kWhが123万円。アメリカのTesla(テスラ)が日本で発売を開始した「Powerwall」は蓄電容量13.5kWhで本体価格99万円。
いずれも工事費別。工事費の目安は20~25万円。

導入費用は高額ですが、自治体の補助金制度もあり、また、蓄電池のレンタルやリースといったサービスも誕生しています。今後2030年までにリチウムイオン電池の総実装コストは60%程度まで下がる可能性があるとされ、さらなる価格低下が期待できるでしょう。

[広報紙「MiRaI」Vol.68 2020 秋号 より転載]

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