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電気安全に関するQ&A

コンセントが足りないのだけど、増やせるの?

テーブルタップの多様やタコ足配線は危険ですので、コンセントの増設をおすすめします。

家の中で電気を使う製品は、日々増える一方です。コンセントが足りない、あるいは、ちょうどいい位置にコンセントがない、せっかくのコンセントが家具の裏に隠れてしまって使えない、とお困りの方も多いはず。あちこちにテーブルタップを使用して何とかしのいでいるケースもあると思いますが、そうしたタコ足配線は火災の危険性があるため避けたいものです。

コンセントを増やすには、以下のような方法があります。

  1. (1)これまでなかった場所にコンセントを増設する。
  2. (2)コンセントの差込口の数を増やす。
  3. (3)エアコン、IHクッキングヒータなど、消費電力の大きな家電は専用のコンセントを増設する。

コンセントを増設するには、既存のコンセントから分岐させて新しいコンセントを作る方法と、分電盤から新たに専用線を引いて増設する方法があります。消費電力が大きくなる場合は、分岐させる方法は向きません。また、コンセントは2口が基本ですが、差込口を4口や6口に変えることもできます。

現在のアンペアは?

ただし、コンセントや口数を増やしても、使用できる電気の容量が増えるわけではありません。機器の数だけでなく使用する電気の量も大きく増えるのであれば、分電盤の容量を増やす(電力会社と契約アンペア数の変更)必要があります。 さらに、分電盤はいくつかの回路に分かれて各部屋に配線されていますが、同じ回路内のコンセントに大きな容量の電気製品が集中するとその回路のブレーカが切れてしまうので、何をどこで使うかを考えて回路を振り分ける必要があります。

いずれにしても、コンセントの増設工事を行うには特別な資格が必要なので、担当の電気管理技術者にご相談ください。コンセントを増設すると、壁の表面に配線が出てしまうこともあるので、リフォームの際に行うのが理想的です。

アイデアコンセントのすすめ



  • コンセント増設の際は、コンセントの数だけでなく、使いやすさを考えてつける位置やコンセントの形を選ぶことも大切です。
  • (1)コンセントは床に近い高さにあるのが普通ですが、電気のスイッチくらいの高い位置にコンセントがあれば立ったまま抜き差しができて便利。スイッチと一体型のコンセントもあります。
  • (2)コンセントに差した電気コードに足を引っ掛けたりすることもよくありますが、マグネットコンセントにすれば、軽い力で抜けるので転倒の心配もなく抜き差しもラクです。
  • (3)ダイニングテーブルの上など部屋の中心部で電気製品を使う場合に便利なのは、床に埋め込まれたコンセントです。使わないときは床内に収めることができます。
  • (4)パソコンと周辺機器の配線は、コンセントと通信機器やLANの差込口が一体になったマルチメディアコンセントでスッキリ配線。
  • 写真提供:パナソニック電工株式会社 http://panasonic-denko.co.jp/

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