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電気安全に関するQ&A

最近、いろいろなところで「ChatGPT」が話題になっています。AIを使った便利なものだとはわかるのですが、もう少し詳しく知りたいので教えてください。

「ChatGPT」は、人間と会話をしているようなコミュニケーションができ、情報の検索だけでなく、文章の作成や翻訳、プログラミングなどもできるツールです。

openAI

2022年11月に公開されると同時に、無料で利用できる革新的なサービスとして注目を集め、わずか2ヵ月でユーザー数1億人を突破した「ChatGPT」。2023年5月には日本版iOSアプリをリリース、7月にはAndroid版アプリの提供も開始されています。

■「ChatGPT」とは

ChatGPT」は人工知能の研究開発機関OpenAI社が開発したAI技術を活用した文章生成・自然言語処理系のAIです。ユーザーがチャットを通じて質問や要求を出すと、AIがそれに対応した回答や文章を自動生成します。

小説の自動生成やゲームでの会話を生成する用途で開発されたGPTという言語モデルがベースになっていて、インターネット上にある膨大な情報を学習し、複雑な語彙(ごい)や表現も理解できるのが特徴です。

■「ChatGPT」を利用するには

ChatGPT」は、インターネット上で使える“Webサービス”なので、インストールやダウンロードせず、メールアドレスの登録のみで無料で利用できます。ただ、スマートフォンでは利便性を考え、アプリをダウンロードして使うこともできます。

また、より精度が高くスピーディーな回答が可能な「ChatGPT Plus」という有料プランもあります。

■「ChatGPT」にできること

「ChatGPT」は人間同士の自然な会話を模倣した対話生成に対応していて、日常会話から哲学的な討論まで、あらゆる種類の対話を生成できるのが特徴です。また、文章の翻訳や要約、文章作成、プログラミングのコード生成なども可能です。

ChatGPT主な機能:会話、テキスト翻訳、文章の要約、テキストやコードの添削、表作成(関数作成)、プログラミング、プレゼン資料のひな形作成、メール文や企画書の作成
■「ChatGPT」の活用方法

ChatGPT」は<文章の校正や添削><長い文章の要約>のほか、条件を設定するだけでテーマに沿った<文章の作成>もできます。そのため、議事録やメール、メルマガなどの作成に活用すれば業務効率化に役立ちます。ベースとなる設定をするだけで、小説や脚本の作成もできます。ただし、「ChatGPT」は事実かどうかよりも単語の出現頻度や相互関係などから文章を作成することなどから、内容が正確ではない場合があります。また、与えられた要求の意図を完全には理解できず、期待した回答とは異なる回答を行う場合もあります。

<情報の検索>では、検索エンジンとは異なり、質問した内容に対する直接的な答えをスピーディーに提供してくれます。ただし、提供される情報が正確であるとは限らないため、情報の信憑性を都度確認する必要があります。

また、これまでの翻訳ツールよりも自然な表現で<翻訳>でき、<英会話の練習>にも活用できます。英語だけでなく、多くの主要な言語に対応しているのも特徴です。

ChatGPT」は、<プログラミング>に対する質問やコードの生成にも対応しています。条件を設定して質問することで、的確なソースコードを教えてくれます。

ChatGPTを活用する際の注意点

無料版の「ChatGPT」は2021年までのデータを蓄積しアウトプットしているため、それ以降の情報を提供できません。また、株価や天気予報などリアルタイムで変動する情報も提供できません。そのため、最新の情報や正確な内容ではない場合もあるので、重要な情報はきちんと確認する必要があります。確認を怠ると、誤情報を拡散したり、倫理的な問題を引き起こしたりする恐れがあるため注意が必要です。最新情報を参照したい場合は、有料版の「ChatGPT Plus」を利用しましょう。

[広報紙「MiRaI」Vol.82 2024 春号 より転載]

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