電気かんり東京

公益社団法人東京電気管理技術者協会

文字サイズ

お問合わせ

電気安全に関するQ&A

光回線サービスの乗り換えによって料金が安くなると言われましたが、本当でしょうか?勧誘を受けたとき、注意すべきことはありますか。

乗り換えによって料金が変わらない、あるいは高くなるといったトラブルもみられます。契約内容や条件、事業者をよく確認して、納得できない場合は、はっきり断ることが大切です。

自宅や会社に光回線サービスの乗り換えの勧誘電話がかかってきたという方は多いのではないでしょうか。しつこい勧誘電話に辟易したり、中には、契約をしてしまってから覚えのない料金を請求されたといったトラブルも発生していて、総務省も注意を喚起しています。

■光回線とは?
光回線とは?

光回線とは、光ファイバーを利用して高速で大容量のデータを送受信するインターネット回線のこと。光ファイバーは光の反射や屈折を利用してデータを転送し、伝達された光信号を家庭に設置された光回線終端装置 (ONU)によりデジタル電気信号に変換することでインターネットに接続できるようになります。

光回線のメリットは、外部からのノイズの影響を受けにくく、安定していて、通信速度が速いこと。大容量のデータの送受信が必要な動画やビデオ通話、ゲームなどもストレスなく利用できます。また、提供事業者にもよりますが、光回線は月額料金固定で通信容量の制限がないのが一般的です。光回線をWi-Fiルーターで無線接続すれば、スマートフォンのデータ通信量節約にもなります。

■光回線サービスの乗り換えとは

NTTでは2015年2月から光回線サービスの卸売を開始しており、この卸売の提供を受けた電気通信事業者が、電話勧誘等により光回線サービスの営業活動を行っています。

工事等は必要なく、簡易な手続きによりサービス乗換えが可能ですが、サービス内容や契約条件は乗換え先の事業者により異なります。契約時にはサービス内容、契約先となる事業者名、契約内容、利用料金、解約条件や違約金の有無等をよく確認しましょう。

なお、NTTでは2024年1月よりIP網への切り替えを予定していますが、現在利用中の固定電話は工事や手続等も不要でそのまま使えるので、「NTTの固定電話が廃止になるので光回線への切り替えが必要」といった勧誘にはご注意ください。

少しでも不安を感じたら
  • あいまいな返事はしない。不要な勧誘はきっぱりと断る。
  • すぐに契約しない。家族や公的機関などに相談する。
  • 会社名など相手の情報を確認する。
  • 勧誘員の言うままにパソコンを操作しない。
■不適切な電話勧誘によるトラブルが多く発生
光回線サービスにおける苦情相談内容(2021年度)

不適切な電話勧誘の例として多いのは、代理店であるにもかかわらず自社名を明確に伝えず大手電気通信事業者回線であることのみを強調するケース、NTTから依頼を受けたかのように話し、お得感のみを説明するが実際は負担増になるケースなどがあり、料金請求を巡るトラブルも発生しています。

契約は電話のやりとりだけでも成立することがあるので注意が必要です。申し込み手続きを急かされる、勧誘が強引、契約に疑問が残るといった場合には、その場ですぐ申し込んだり曖昧な返事をしたりせずに、契約内容を十分に検討することが必要です。契約する意思がない場合ははっきり断りましょう。

2022年7月には、勧誘時や解約時に関するルールが見直され、「電気通信サービスに関する消費者保護ルール」が施行され、「説明義務・書面交付義務」「初期契約解除制度」「解約に伴い請求できる金額の制限」などが定められ、消費者トラブルに対応しています。

[広報紙「MiRaI」Vol.80 2023 秋号 より転載]

電気安全に関するQ&Aに戻る

事故やトラブルなど緊急の場合保安センター
0120-074-307 24時間保安センターへ繋がります
入会や電気に関するお問合わせ等電気かんり東京
03-3263-7261 平日 9:00~17:00

所内情報システム

本部
・申請の手引き 掲載
・令和5年度安全キャンペーンテキスト 掲載
共済会
・物品販売各種注文書 掲載
・ほけんのしおり 掲載
ページの先頭へ戻る