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電気安全に関するQ&A

世界の平均気温は過去最高を更新し続け、異常気象や大規模災害が増えています。温暖化対策のために自分たちができることは何かないのでしょうか?

温暖化対策のためには、温室効果ガスの排出を抑制することが必要です。そのために、毎日の生活の中で省エネに取り組むことが重要です。

わたしたちが日常使うエネルギーの大半は石油や石炭などの化石燃料を燃焼することによって得られます。その際、大気中にCO2などの温室ガスが排出され、その熱が大気中に封じ込められ温暖化が起こります。それを防ぐためには、エネルギーの大量消費を抑制する省エネへの取り組みが重要なのです。

■高まる省エネの重要性

「気候変動に関する政府間パネル (IPCC) 」第5次評価報告書では、有効な温暖化対策を取らなかった場合、21世紀末には世界の平均気温が20世紀末と比較して最大で4.8℃上昇するとされ、2100年の日本の年平均気温 は全国平均で最大4.5℃上昇し、豪雨の年間発生回数も2倍以上になると予想されています。
菅義偉首相は2020年10月の所信表明演説で、「2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする」と宣言し、省エネの徹底についても決意を語りました。地球温暖化対策として省エネの重要性はますます高まっています。

■節電の3つの方法
消費電力を【減らす
・電気製品の無駄な使用を控える。
・消費電力が小さくなるような使い方をする。
・省エネモードがある電気製品は、省エネモードで使用する。
・使用していない電気製品のプラグはコンセントから抜く。
電気を使う時間帯を【ずらす
・電気使用が多い時間帯を避け、夜間や早朝に変更する。
・電気製品の同時使用を避ける。
他の方法に【切り替える
・電気ではなくガスや石油を使う。
・省エネ型製品へ買い替える。
・電気を使わない、または消費電力の小さい機器に替える。
■2月は「省エネルギー月間」

暖房や給湯などの使用によりエネルギーの使用量が増える2月は「省エネルギー月間」です。家庭部門のエネルギー消費は、第一次石油ショックがあった1973年度から2017年度までの間に約2倍に増加しています。東日本大震災以降、節電などの省エネ意識が高まり、エネルギー消費は低下傾向にありますが、コロナ禍の現在、家で過ごす時間が増え、電気の使用量が増えていることから一層の省エネ推進が必要です。

家庭でエネルギーを多く使う機器は、給湯器や暖房機が上位を占め、電気の消費量では冷蔵庫、照明、テレビ、エアコンが多く、これらが約4割を占めます。これらの機器の使い方に気を付けることで省エネ効果を高めましょう。

機器の効率的な便い方
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■機器の交換で省エネ効果はアップ

最新の家電製品などはエネルギ 消費効率が大幅に向上しています。例えば、照明は蛍光灯シーリングからLEDシーリングヘ替えると約50%の省エネ、また10年前の製品と比べ最新の冷蔵庫は約43%、テレビは約48%の省エネ、エアコンは製品によっては30%以上省エネになるものもあります。
新しい機器を購入する際は、省エネルギーラベルや「省エネ性能カタログ電子版」(毎日更新)、買換えによる電気代削減効果を簡単に比較できる省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」(スマホ版もある)などを利用し省エネ性能の高いものを選ぶといいでしょう。
また、中小企業の場合、専門家が無料で診断を行い省エネの方法を提案してくれる「無料 省エネ診断」「無料節電診断」などが利用できます。
新型コロナウイルスの感染予防のための「新しい生活様式」が求められる今、省エネについても改めて考えてみてはいかがでしょうか。

[広報紙「MiRaI」Vol.69 2021 新年号 より転載]

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