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電気安全に関するQ&A
よく車から降りるときに静電気でビリッとくることがありますがなぜですか?
空気が乾燥する季節、車のドアや玄関ドアを触った瞬間、パチッと指先に電気ショックが走る静電気。これは物と物が接触し、その摩擦によって発生するもので、その電気の大きさは衣服などの場合、1万ボルトとも3万ボルトとも言われています。静電気は紀元前600年ごろ、ギリシャの哲学者・タレスによって発見されました。タレスは琥珀を擦ると羽毛が引き寄せられることを発見し、これをギリシャ語で琥珀をいみするエレクトロンと名づけました。英語で電気のことをエレクトリシティといいますが、その語源になったといわれています。この静電気、電気ショックだけなら我慢すればすむことですが、ガソリンスタンドで金属の蓋に手が触れた時に静電気の火花が出て、気化したガソリンに引火したという事故が実際にあったそうで、実は危険なものなのです。静電気を防止するには、天然素材の衣類を着る、金属に振れるときは革製品などをあててから触れるといった対策が必要です。
市販されている静電気除去グッズを利用するのも有効な方法です。