空気清浄機って、花粉症に本当に効果があるの?
空気清浄機のタイプと使い方によって花粉症対策にとても有効です。
以前はタバコの煙や臭い取りに使われることが多かった空気清浄機ですが、最近では花粉症対策やハウスダストなどのアレルゲン物質の除去、室内のさまざまな臭いを消すためなどが主な使用目的となっています。特に花粉症の方にとってなくてはならない家電のひとつ。そこで、今回は空気清浄機の基本をご説明しましょう。
空気清浄機の3つのタイプ
空気清浄機には大きく分けて3つのタイプがあります。
- ファン集塵式←家庭用の主流がコレ!
ファンを利用して空気を吸い込み、内蔵したエアフィルタで花粉やホコリを集め、きれいになった空気を外に吹き出す。ファンが強力でエアフィルタの目が細かいほど集塵力が高まる。 - 電気集塵式←主に業務用として!
高電圧によって発生するプラズマ放電を利用して空気中のホコリを帯電させ、電極にホコリを吸い寄せ集塵する。ファンの力を利用しないと電極の近くのホコリしか集塵できないが、フィルタは不要。 - イオン集塵式
基本的な仕組みは電気集塵式と同じだが、ファンは取り付けられていないため空気の流れができず、機器周辺のごく狭い範囲にしか効果がないので、部屋全体の集塵には向かない。
室内の花粉はこんなところにも…
見落としがちなカーテンやブラインドは、静電気を起こしやすいためかなりの花粉を寄せつけています。まめに掃除機をかけたり、定期的に掃除しましょう。また、床に落ちた花粉は空気清浄機では取れません。花粉を舞い上げないように濡らした雑巾や掃除機などでこまめに掃除してください。
高性能フィルターと付加機能が花粉に効く
家庭用空気清浄機のほとんどを占める「ファン集塵式」の多くには、エアフィルタとして「HEPAフィルタ」が使用されています。その性能はJIS規格によって0.3μmの粒子を99.9%集塵できるものと定められています。花粉の平均的な大きさは10~30μm程度なので、このフィルタで確実に集塵できると言っていいでしょう。
最近では付加機能として、プラズマイオンを利用して消臭や除菌、アレルゲン物質やウイルスの分解・不活性化を行う機種も増えています。また、加湿機能を付加したものもあり、花粉を空気中に浮遊させにくくするだけでなく、鼻や粘膜の乾燥を防ぐことでくしゃみや涙、鼻水など、花粉症の症状を抑える効果も期待できます。
首にかける空気清浄機?!
空気清浄機が置けない場所や、人が密集した場所で効果を発揮するのが、アメリカ生まれの携帯用空気清浄機「エアサプライ」です。首かけ式で、重さは約60g。1秒間に100~150万個/cm3ものイオンを放出してイオンバリアを形成し、花粉やウイルス、ホコリ、タバコの煙などを鼻や口、目に寄せ付けません。0.1~3μm以下の浮遊物質を除去することができ、フィルタの交換も不要。車内や室内など、いつでもどこでも、胸ポケットに入れても使えます。
詳しくは、大作商事のHPをご覧ください。