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電気安全に関するQ&A

洗濯乾燥機のヒートポンプって何?どういいの?

エアコンの除湿で洗濯物を乾燥させるイメージ。水道代も電気代もおトクです。

仕事が忙しくて、洗濯物を干している時間がない共働き世帯の増加に伴って、洗濯から乾燥まで一気に仕上げる洗濯乾燥機が人気です。また花粉症や高層マンションなどベランダに洗濯物を干せない方々にとっても必需品。そんな洗濯乾燥機に、ヒートポンプを採用した製品が登場しています。ヒートポンプの特徴は、なんといっても省エネ、節水効果に優れていること。そんなヒートポンプについて、くわしく見てみましょう。

【乾燥方式の2つのタイプ】

洗濯乾燥機の乾燥方式には、大きく分けてヒーター式(水冷式)とヒートポンプ式の2つのタイプがあります。

  • ヒーター式
    ●ヒーター式
    乾燥機内をヒーターで温めて、洗濯物を乾燥させます。その時に発生する水蒸気を水で冷して排水するので、乾燥時にも冷却水が必要となります。また、乾燥温度が高いので、衣類の種類によっては傷めてしまうことも。
    • ヒーターによる高温乾燥
    • 水冷除湿
  • ヒートポンプ式
    ●ヒートポンプ式
    洗濯乾燥機の中のヒートポンプが熱交換した熱で衣類を乾燥させるタイプ。ヒーターも水も使用しないので、大幅な省エネと節水が可能になりました。また、乾燥中の温度が65~70℃と低めなので、衣類を傷めにくいのもうれしいところです。
    • ヒーターを使わない低温乾燥
    • 水を使わない除湿乾燥

イラスト:東京電力ホームページ「TEPCO:くらしのサポート」より

【どんどん進化する洗濯機】

どんどん進化する洗濯機

従来のタテ型の洗濯機から、洗濯槽をヨコ向きにしたドラム式の洗濯乾燥機へ、洗濯機は進化し続けています。洗い方を工夫することで節水を強化したり、センサの利用やモータの細かな制御でさらなる省エネを達成したりと、各メーカーの努力で、家計にも環境にも優しい製品が続々と誕生しています。ヒートポンプ式の洗濯乾燥機は、そんな努力の到達点のひとつともいえるでしょう。値段はちょっと高めですが、水道代も電気代もおトク。トータルコストと、環境負荷の低さを考えれば、おすすめです。

そもそもヒートポンプって何?

  • ヒートポンプ
  • ヒートポンプとは、その名の通り、熱をくみ上げるポンプのこと。自然の熱をかき集め、熱エネルギーに転換するしくみです。気体は圧縮すると温度が上昇し、膨張すると温度が下降する性質があります。この単純な原理を用いて、大気や水などの熱を集め、冷却または加熱に使うシステムがヒートポンプです。 昔から冷蔵庫やエアコンなど冷却用に使われてきましたが、技術革新により暖房、給湯へと用途が広がっています。二酸化炭素を排出しないシステムなので、近年では、地球温暖化防止の観点からも注目を集めています。

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