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公益社団法人東京電気管理技術者協会

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電気安全に関するQ&A

電池にもいろいろ種類がありますが、捨て方がわからず困っています。種類によって捨て方が違うのであれば教えてください。

アルカリ電池やリチウム電池、ボタン電池、ニカド電池などそれぞれ種類によって捨て方が違うので正しい捨て方をしてください。

私たちの日常にあふれる電池を使った様々な製品。例えば、テレビのリモコンにはアルカリ電池、パソコンやスマートフォンにはリチウムイオン電池、腕時計にはボタン電池、コードレス電池にはニッケル水素電池が使われています。こうした電池の捨て方は、区市町村の指示に従うことが原則ですが、種類によって大きく3つに分けられます。

■不燃ごみとして捨てることができる電池

使い捨てのアルカリ電池マンガン電池リチウム一次電池は、環境に大きな影響を与えるものではないので、一般の不燃ごみとして捨てることができます。ただし、捨て方には注意が必要です。
まず、完全に使い切ってから捨てること。また、乾電池の端子は金属製で、コイン形リチウム一次電池はほぼ全面が金属のため、他の金属や電池と触れるとショート(短絡)して発熱・発火・破裂などの事故につながる恐れがあります。円筒形や角型の乾電池は使い切ったら電極部分にセロハンテープやビニールテープをしっかり貼り、コイン型の電池は全体をテープで包んで絶縁して捨てましょう。
実際に使用済の電池を貯めてから捨てようと、そのまま袋に何個も入れておいたら発火して火災につながった例もあるので気を付けてください。

捨てるときにはセロハンテープで! 捨てるときには
セロハンテープで!
■ボタン電池は専用の回収缶に

使用済みのボタン電池は不燃ごみとして廃棄できません。ここでいうボタン電池とは、腕時計などに使われる酸化銀電池、補聴器などに使われる空気電池、電子体温計などに使われるアルカリボタン電池です。
アルカリ電池やマンガン電池は現在、有害な水銀が使用されなくなりましたが、ボタン電池には性能や品質面の理由でごく微量の水銀が使用されているものもあります。その水銀を適正に処理するため、電池工業会が専用の回収缶を回収協力店に配布し、最終的にリサイクルしています。捨てる際には、セロハンテープなどを全体に貼り絶縁します。
回収缶のあるお店は、電池工業会のHPで調べることができます。

ボタン電池回収缶 ボタン電池回収缶
■回収・再資源化が義務付けられている二次電池

充電すれば繰り返し使える小型二次電池(ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン二次電池、小型シール鉛蓄電池)は、「資源有効利用促進法」で回収・再資源化が義務付られています。使用済みとなった電池は廃棄せず、電気店などのリサイクル協力店に設置された「小型充電式電池リサイクルBOX」に、電極(端子部)をテープなどで絶縁して入れてください。リサイクル協力店はJBRCのHPで検索できます。
小型二次電池は、バソコン等のOA機器、デジカメやヘッドホンステレオ等のAV機器、コードレスホン等の通信機器、シェーバーや電動歯ブラシ、携帯ゲーム機等の日用品、血圧計等の医療機器など多くの製品に使われており、乾電池型や電池パックなど形や大きさも様々です。電池の種類は電池についているリサイクルマークで見分けることができます。

電池のリサイクルマーク 電池のリサイクルマーク

小型シール鉛蓄電池はヘッドホンステレオ、ハンディクリーナー、コードレスホン、ビデオカメラの4種類に用途が限定されています。

電池を捨てる際は、名区市町村の収集の仕方に必す従ってください。

出典:一般社団法人電池工業会「We LOVE DENCHI」、「ボタン電池の適正分別・排出の確保のための表示等情報提供に関するガイドライン」、一般社団法人JBRC「小型充電式電池リサイクルのご案内」

[広報紙「MiRaI」Vol.63 2019 夏号 より転載]

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