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電気安全に関するQ&A

最近、通信規格の5Gという言葉をよく聞きますが、どのようなものですか?これまでと何がどう違い、どんな影響があるのでしょうか?

5Gは第5世代といわれる通信規格で、高速大容量、低遅延等の特徴があり、自動運転や産業分野、生活への活用が期待されています。

5Gは様々なモノがネットワークにつながるIoT時代の重要な基盤となり、コミュニケーションのあり方を変化させるだけでなく、ビジネスの世界に進展をもたらし、人々の暮らしをもっと便利で快適にすると期待されています。

■5G=第5世代移動通信システムとは
目的に合わせた換気扇の使い方

1980年代に始まったモバイル通信規格は、ほぼ10年ごとに大きく進化し、ついに第5世代に到達しました。通信速度はこの30年で約10,000倍も早くなっています。
世界では既に米国や韓国などで5Gの商用サービスが始まっていますが、日本でも2020年の東京オリンピック・バラリンピックに向けて本格商用サービスヘの取り組みが加速しており、2019年9月20日からNTTドコモがプレサービスを開始しています。

効率のよい換気のために

5Gの特徴は大きく分けて…
①超高速、②超低遅延、③多数同時接続の3つです。
4G通信と比較すると、通信速度は約20倍、遅延は約10分の1に。接続デバイス数は約10倍になるため、通信の高速化だけでなく、身の回りのあらゆるアイテムがワイヤレスでネットワークにつながることになり、IoT化が一気に進むと予測されています。

■5Gで進化する遠隔制御
効率のよい換気のために

5Gは自動運転車の制御や機械の遠隔操縦、ロポット操作など、産業用への応用が期待されています。
例えば、5Gはデータ転送遅延を片道0.001秒以下に抑えることを目指しています。自動運転車の遠隔制御では、データの遅延は制御の遅れや事故につながりますが、5Gなら遅延の問題をクリアでき、自動運転に必要な3次元高精細デジタル地図の送受信も高密度大容量通信で実現できます。機械の遠隔操縦もその場で操縦しているのと同じ感覚で行え、遠隔操作に必要な映像を高画質・高速で伝送できるため、操作ミスや事故を減らすことにつながるといいます。

■生活にも大きな変化が

まずあげられるのが働き方改革です。通信会議もスムーズになり、リモートワークが加速するとみられます。機器の遠隔操作もできるようになるため、技術職でもリモートワークが可能になるかもしれません。
過疎部ではIoT化により遠隔診療・手術もできるようになり、学校教育も高度な映像・音声通信による遠隔授業をどこにいても受けることが可能になります。就業者不足が深刻な農業も機材の無人・遠隔操作ができるスマート農業化が進むでしょう。
自動運転は、ドライバーの眠気などを車載AIロボットが検知し、また、車載カメラやセンサー、歩行者のスマートフォンなど、あらゆるものから膨大なデータを集約し、危険を回避して走行する完全自動運転も実現できるとされます。そんな未来が現実のものになろうとしているのです。

[広報紙「MiRaI」Vol.65 2020 新年号 より転載]

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