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電気安全に関するQ&A
地震が起きたとき、電気で注意しなければいけないことは何ですか?
電気火災を起こさないことです。
- 総務省消防庁から抜粋
- 兵庫県南部地震
- 発生:1995年1月17日
- 規模:マグニチュード7.3
- 震央地:淡路島(震源の深さ16km)
- 死者:6,433人
- 建物全壊:10万4,906棟
地震でもっとも怖いのが火災です。実は、地震時の火災で最も多いのが電気火災なのです。地震が起きたらまず使用中の電気器具のスイッチを切ってください。アイロンやヘアドライヤなどの電熱器具は、プラグをコンセントから抜いてください。
電力会社は、電気設備に異常をきたさない限り電気を送り続けます。消し忘れた電気器具の加熱やショートが火災の原因になるので、非難のために家を出る時には分電盤のブレーカを必ず切ってください。ガス漏れなどがあった場合、停電が復旧し通電再開時にショートした火花で爆発が起こる恐れもあります。
日頃から分電盤の位置を確認しておくことが大切ですが、地震の揺れを感知して自動的にブレーカが切れる感震機能付き分電盤をつけたほうが安全です。
家屋倒壊や家事などの消火活動によって水に浸かった屋内配線や電気器具などは、漏電の危険があります。必ず点検してから使用しましょう。テレビも水が掛かると発火することがありますので、日頃からテレビの上に水の入った花瓶などは置かないようにしましょう。万が一、電気器具が発火したときは、水を使わず必ず消火器(電気用)で消火してください。
非常時に役に立つ機器や設備
- 夜間の停電は危険ですが、保安灯はコンセントに差し込んでおくと、停電のときに自動的に点灯します。またコンセントから外すと懐中電灯としても使えるので、日頃の生活にも役に立ちます。
- いまや災害時の通信手段として欠かせないのが携帯電話ですが、最近ではラジオと携帯電話の充電器、ライト、サイレンの機能が一つになり、しかも手回しで充電できて乾電池不要という便利な充電ラジオもあります。
- また、ビルやマンションなどには、停電しても自動的に直近の階までエレベータを動かすエレベータ用自動着床装置があれば安心。備えあれば憂いなしです。