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電気安全に関するQ&A

停電したときや災害で電気が止まってしまった時、オール電化住宅はどうなってしまうのでしょうか?

オール電化住宅には停電時でも役立つ機能が備わっており、災害時などには、むしろ強い住宅といえます。

震災時のライフライン復旧記録
震災時のライフライン復旧記録

もし電気が使えなくなってしまったら、オール電化住宅は普通の住宅より影響が大きいと思われるのは当然です。確かに停電だけの場合、オール電化住宅のほうが不利といえます。しかし、日本の場合、長時間の停電が起こることは非常にまれで、工事などによる停電以外では、年に1回も停電が起こることはないといっていいでしょう。また、普通の住宅でも、家電製品以外に給湯器やファンヒータなども電気を使用しているため使えなくなります。

では、災害時はどうでしょう? 災害時には電気だけでなくガスや水道も止まってしまいますが、これらの中で最も復旧が早いのが電気です。阪神淡路大震災の場合、神戸市では電気が復旧するのに7日間かかったのに対し、水道は90日、ガスは85日もかかっています。

さらに、オール電化住宅の場合、電気蓄熱式床暖房機やエコキュート*を使用しています。これらは、前もって夜のうちにお湯や熱を貯めておくため、停電したからといってすぐに使えなくなることはありません。温水器の場合は、直接タンクからお湯(水)を取り出すこともできるため、非常用水としても利用できます。飲料水としては使用できませんが、370リットルの貯湯タンクなら、家族4人で3日分の生活用水をまかなえるといわれます。

また、太陽光発電を利用していれば、発電できる昼間には停電時でも電気が利用できます。こうしたことからオール電化住宅は、いざという時に強い住宅といえるでしょう。

また、コンピュータやプリンタ、ファクシミリなどのOA機器には「国際エネルギースタープログラム」という省エネルギー制度もあります。待機時(低電力モード時)に一定の省エネ基準を満たしたものに国際エネルギースターロゴマークがついています。

非常時に強い太陽光発電

  • 太陽光発電は通常時、パワーコンディショナを通して、照明やコンセントなどに電気が供給され、余った電力を電力会社へ送り買い取ってもらいます。しかし停電時は、パワーコンディショナから自立運転専用コンセントへと切り替えることで、電気製品を使用することができます。もちろん、使用できるのは発電のできる日中で、発電した分の電気に限られますが、停電時には、この電気が強い味方になることは間違いありません。
  • *エコキュートとは…
    高効率のヒートポンプでお湯を沸かす給湯機のことで、正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」といいます。

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