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公益社団法人東京電気管理技術者協会

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電気安全に関するQ&A

ブレーカーがよく落ちるので困っています。どうしたらいいでしょう?

どのブレーカーが落ちるのかによって原因が違います。原因を見つけて、一刻も早く対処しましょう。

分電盤

ブレーカがたびたび落ちるのにはいくつかの原因が考えられますが、それを見つけるには、まずどのブレーカが落ちるのかが問題になります。

分電盤には、

  • アンペアブレーカ(電力会社との契約用ブレーカ)
  • 漏電遮断器(漏電ブレーカ)
  • 配線用遮断器(安全ブレーカ)

があります。それぞれのブレーカが落ちる場合には、次のような原因が考えられます。

■ アンペアブレーカが落ちる

アンペアブレーカの種類と基本料金

家電製品を一度に多く使いすぎ、契約アンペアを越えてしまうとアンペアブレーカが切れてしまいます。この場合、同時に使う家電製品を減らすことで解決できます。ただし、あまり頻繁に切れるようなら、契約アンペア数を上げる必要があるでしょう。アンペア数を上げるには電力会社に申し出る必要があり、ブレーカの交換工事(無料※)も必要です。また、アンペア数により電気の基本料金も変わります。契約アンペア数は、アンペアブレーカの色でわかります。
※屋内の配線工事が必要な場合は費用がかかります。

■ 漏電遮断器が落ちる

漏電遮断器(漏電ブレーカ)が切れる場合は、配線か家電製品が漏電している恐れがあります。その場合は、まず問題のある回路を見つけてください。

  1. アンペアブレーカが「入」になっていることを確認してから、配線用遮断器をすべて切ります。
  2. 漏電遮断器を「入」にして、配線用遮断器をひとつずつ「入」にしていきます。問題のある回路を「入」にすると、漏電遮断器が切れるので、どこに問題があるかがわかります。
  3. 再びすべての配線用遮断器を切り、漏電遮断器を「入」にしてから、問題のある回路以外の配線用遮断器をひとつずつ「入」にします。
  4. 悪い回路が見つかったら、すぐに電気工事店や電気管理技術者に連絡して点検してもらいましょう。

→イラストによる手順のご紹介

■ 配線用遮断器が落ちる

同じ回路で使用電力の大きい電子レンジや電子ジャー、電気ポットなどを同時に使用した場合、回路の容量を超えると、その回路の配線用遮断器(安全ブレーカ)が切れます。この場合は、違う回路のコンセントに機器を振り分けて使うようにしましょう。契約アンペア数を上げた場合でも、ひとつの回路の容量は20Aなので、必要に応じて回路を新設することをおすすめします。

○ 計約アンペアを選ぶ目安は…

一度に使用する電気機器の合計によって、契約アンペアを選ぶ必要があります。一年の中で最も電気を使用する時期を考えながら、お選びください。(参考:東京電力ホームページ)

●インバータエアコン(8~12畳用)/暖房7.5A、冷房6.5A
●テレビ(32型液晶)/1.5A ●冷蔵庫(400Lクラス)/1.9A ●掃除機(強)/10A
●IHクッキングヒータ(100V:強)/14A ●電子レンジ(30Lクラス)/15A
●洗濯乾燥機(8kg:乾燥時)/15A ●食器洗い乾燥機(100V卓上タイプ)/13A ●ヘアドライヤー/12A

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