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電気安全に関するQ&A

テレビの録画のブルーレイって、これまでのDVDとどう違うの?

DVDよりはるかに大容量のデータが記憶でき、ハイビジョン映像もらくらく録画できます。

いよいよテレビが地デジ化されましたが、地デジ放送とアナログ放送の違いといえば、映像がデジタルになったことでしょう。ハイビジョン放送は映像がきれいな分、情報量(データ量)もとても多く、DVDでは記録しきれません。そこで登場したのが、大容量のブルーレイディスク(BD)であり、録画・再生のためのブルーレイレコーダです。

■ DVDの5~10倍ものデータを記録

DVDの5~10倍

DVDもBDも見た目は同じ12cmのディスクですが、片面1層式(SL)のDVDの記憶容量4.7GB(ギガバイト)に対し、BDの容量は片面1層式で25GB、片面2層式(DL)だと50GBで、ディスク1枚に4時間以上のハイビジョン映像が記録できます。50GBといえば、DVD(SL)約10枚分、CDなら約70枚分に相当します。既に3層で100GBを記録するBDも商品化されており、さらに大容量化することが予測されます。
BDの種類は2種類。1回録画用ののBD-R、くり返し録画用のBD-REです。

■ 青色のレーザで記録量を増やす

BDとDVDのトラックピッチの違い

そもそも“ブルーレイ(Blu-ray)”とは何なのでしょう。CDもDVDもBDも光ディスクと呼ばれ、ディスクに情報を記 録・再生するのにレーザ光が使われていますが、使われるレーザの種類(波長)が違います。CDやDVDでは赤色のレーザが使われていますが、BDに使われているのはより短波長の青色のレーザで、これが名前の由来であり、大容量記録のカギです。[使用される波長はCD(780nm)、DVD(650nm)、BD(405nm)]

光ディスクの表面はなめらかに見えますが、実は微細な穴=記録された情報の集合です。同じ面積のディスクで記録量を増やすには、記録の密度を高くする必要があります。
BDでは、光のスポット(焦点)が赤色のレーザより微小な青色のレーザを使うことでより多くの情報を記録でき、光を絞り込む能力に優れた高い開口数(NA)のレンズを使うことで記録する情報の間隔(トラックピッチ)をDVDの半分以下にしています。この2つの組み合わせにより、DVDの5倍以上の大容量を記録できるようになったのです。

■ ディスクごとに違う記録層の位置

光ディスクの厚さはどれも同じ1.2mmですが、データの記録層の位置(カバー層の厚み)はそれぞれ違います。CDはレーベル面に近い1.2mmの位置、DVDは厚みの真ん中0.6mmの位置。これに対してBDはレーザ光が当たる側から0.1mmの位置に記録層があります。プラスチック製の光ディスクは反りが生じてディスクに当たるレーザのスポットが歪みやすくなりますが、記録層がレンズに近いほうが書き込みや再生の際のエラーが少なくなるためです。

BDはブルーレイレコーダやパソコンのブルーレイディスクドライブで記録や再生を行います。CDやDVDもBD対応機種で使用できるようになってきていますが、逆にBDはCDやDVD用の機種では使用できないので注意が必要です。

ディスクごとの記憶層

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