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電気安全に関するQ&A

エアコンの暖房時は、加湿器を併用するといいと聞きました。加湿器の効果的な使い方を教えてください。

温度と湿度のバランス、加湿のしすぎに注意して、快適、健康的に過ごしましょう。

暖房の欠かせないこの季節、エアコンはフル回転です。でも、エアコン暖房の設定温度は高いのになんだかあまり暖かく感じない、ということはありませんか。その原因は空気の乾燥です。空気が乾燥していると、のどや鼻が乾いたり、肌がかさついたりということもあります。そこで役に立つのが、湿度を適度に保つ加湿器です。

■エアコン暖房では、温度が↑と湿度が↓

温度↑湿度↓

暖房器具でも石油ストーブやガスファンヒータなど、燃焼によって部屋を暖めるものは、石油やガスに含まれる水素が燃えて空気中の酸素と結びつき水となって水蒸気を発するのであまり乾燥しません。一方、エアコンにはこうした水蒸気の発生はありません。

湿度とは大気中に含まれる水蒸気の量(割合)のことで、その量は温度によって変化します。空気は温度が高いほどより多くの水蒸気を含むことができるため夏は蒸し暑く、冬は乾燥するのです。けれどもエアコンで温度だけを上げると、空気が含むことのできる水蒸気の量は増えているのに水分が供給されず、湿度はさらに下がっていきます。

■温度と湿度のバランスが大切

風邪・インフルエンザ

そもそも人は、温度と湿度のバランスで快適か不快かを感じます。快適な組み合わせは、夏は高温・低湿冬は低温・多湿とされ、冬だと室温20℃前後で、室内湿度が40~60%程度が快適とされています。体感温度にも湿度が関係し、多湿のほうが暖かく感じられます。

また健康面でも、湿度が40%未満だとインフルエンザウィルスなどの生存率が高くなり、のどや鼻の粘膜も乾燥してウィルスが侵入しやすくなります。そのため、エアコン暖房と加湿器の併用で湿度を保つことが風邪予防などにも有効です。

■湿度の上げすぎに注意

各メーカーの加湿器

湿度が高すぎると、温度の低い窓や壁に水滴がつく結露が起きやすくなり、カビの発生にもつながります。加湿器を置く場所はできれば部屋の中央に。難しいときは、テーブルの上など高めの場所に置き、エアコンの風で湿った空気を循環させます。ただし、エアコンに蒸気が直接当たらないように。部屋の隅に置くと、湿った空気が壁などにたまってしまうのでよくありません。また、気温が下がると湿度が上昇するので、寝るときはエアコンとともに加湿器のスイッチも切るようにしましょう。

加湿器にはいろいろなタイプがあるので、お部屋の状況にあった使いやすい物を選んでください。その際、部屋の広さにあった水の容量を選ぶことも大切です。また、加湿機能つき空気清浄機や、加湿ができるエアコンもあるので、そうしたものを利用するのもいいでしょう。

各メーカーの加湿器

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