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電気安全に関するQ&A
再生可能エネルギーの買取制度の方式が変わると聞きましたが、どのように変わるのでしょうか。
これまでの固定価格での買い取りから変動価格方式に変わるほか、発電設備の認定時期も変わります。
■買取制度変更の背景
固定価格買取制度の導入により、国内の太陽光発電の導入は一気に拡大しました。2015年6月までの3年間に運転を開始した発電設備の96%が太陽光発電である一方、他の風力や地熱、バイオマス、中小水力の導入は伸び悩んでいます。買取制度では毎年、エネルギーの種別ごとに買取価格が決められますが、太陽光以外の再生可能エネルギーは事業化から買取制度の認定を受けるまでに時聞がかかる場合が多く、数年先の買取価格を想定して事業化しなければならず、これが導入の障害となっています。
また、太陽光の場合、買取価格が年々低下するため先に高い買取価格で認定を受けながら、建設に着手しない事例も多発※しています。10~20年間保証される高い買取価格が、国民 の負担(再エネ賦課金)を埋やしていることもあり、制度が見直されることになりました。
※認定済未稼働案件数:平成24~25年度認定案件で約36万件(30%)